詩篇 17
Kougo-yaku (1954/1955)
1
主よ、正しい訴えを聞き、わたしの叫びにみ心をとめ、 偽りのないくちびるから出るわたしの祈に 耳を傾けてください。
2
どうかわたしについての宣告がみ前から出て、 あなたの目が公平をみられるように。
3
あなたがわたしの心をためし、夜、わたしに臨み、 わたしを試みられても、わたしのうちに なんの悪い思いをも見いだされないでしょう。 わたしの口も罪を犯しません。
4
人のおこないの事をいえば、 あなたのくちびるの言葉によって、 わたしは不法な者の道を避けました。
5
わたしの歩みはあなたの道に堅く立ち、 わたしの足はすべることがなかったのです。
6
神よ、わたしはあなたに呼ばわります。 あなたはわたしに答えられます。 どうか耳を傾けて、 わたしの述べることをお聞きください。
7
寄り頼む者をそのあだから右の手で救われる者よ、 あなたのいつくしみを驚くばかりにあらわし、
8
ひとみのようにわたしを守り、 みつばさの陰にわたしを隠し、
9
わたしをしえたげる悪しき者から、 わたしを囲む恐ろしい敵から、のがれさせてください。
10
彼らはその心を閉じて、あわれむことなく、 その口をもって高ぶって語るのです。
11
彼らはわたしを追いつめ、わたしを囲み、 わたしを地に投げ倒さんと、その目をそそぎます。
12
彼らはかき裂かんと、いらだつししのごとく、 隠れた所にひそみ待つ子じしのようです。
13
主よ、立ちあがって、彼らに立ちむかい、 彼らを倒してください。 つるぎをもって悪しき者から わたしのいのちをお救いください。
14
主よ、み手をもって人々からわたしをお救いください。 すなわち自分の分け前をこの世で受け、 あなたの宝をもってその腹を満たされる 世の人々からわたしをお救いください。 彼らは多くの子に飽き足り、 その富を幼な子に残すのです。
15
しかしわたしは義にあって、み顔を見、 目ざめる時、みかたちを見て、満ち足りるでしょう。